日銀、緩和的金融政策を継続 - 米国では利下げ期待後退≪PRあり≫
日本銀行は19日、当面は緩和的な金融政策を続けると発表しました。マイナス金利政策は解除されましたが、国内では低金利環境が続くとの見方が強まっています。
一方、米国ではインフレ(物価上昇)の長期化を示唆する経済指標が相次いで発表され、FRBの早期利下げ期待が後退しています。これにより日米の金利差が縮小する見通しであり、円を売ってドルを買う動きが広がりました。
19日のニューヨーク外国為替市場では、対ドルの円相場が一時150円90銭まで下落し、昨年11月中旬以来の安値を記録しました。
日銀はマイナス金利の解除を決定しましたが、公式声明では「当面は緩和的な金融環境が続く」と述べ、追加の利上げは見送られるとの見方が広がりました。同時に、アメリカでは20日にFOMCの結果が発表される予定であり、市場では利下げが予想より先送りされるとの見方が広がっています。このことから、日米の金利差が再び注目されています。